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最近はTVやメディアでもとりあげられている「ADHD」は,小・中・高の1クラスに2~3人の割合と言われています。

 

有名人や芸能人公表している「ADHD」は、大人になって見つかる方も多くいます。

 

有名人の「ADHD」についてのエピソードや症状などご紹介いたします。

 

ADHDとは?

有名人や著名人など多くの方が公表している「ADHD」とはどんな症状や特徴があるのでしょうか?

ADHDは、忘れ物や失くし物が多い・興味のあることに集中しすぎて切り返しが出来ないなどの「不注意」・順番が待てない・思いついた行動を結果を考える間に行動するなどの「衝動性」・じっとしているのが苦手・落ち着きがないなどの「多動性」の3つに分かれています。

 

ADHDの主な症状は「不注意」、「多動性」、「衝動性」で、こうした症状が少なくとも2つ以上の状況(学校と家庭など)であらわれます。
これらの症状のあらわれ方は人によってさまざまですが、そのあらわれ方の違いから「不注意が目立つ群」「多動性・衝動性が目立つ群」「混合群」の3つに分けられます。

 

ADHDの原因は?

 

ADHDが起こる原因は、現時点ではっきりと解明されていません

 

関連性として、遺伝性や妊娠中のタバコやアルコール・分娩時の異常・環境説などが言われています。

 

脳の前頭葉部分で、物事の整理整頓・理論的に考える・行動をコントロールしたり注意を持続させますが、前頭葉が働くための神経伝達物質が上手く運べず働きが弱くなっていると考えられているそうです。

 

決して育て方やしつけが原因ではありません!

 

「ADHD」は、今でこそTVや報道で知ることが出来まいたが、以前は落ち着きのない子や気が短い子など性格と思われていたこともあり大人になって気づく人もいます。

 

気づくのが遅れると、「忘れ物が多い」「授業中に騒ぐ」「部屋が汚い」「落ち着きがない」「成績が悪い」などで、人より多く叱られたことで自信がなくなり、自尊心が低くなるなどの2次障害が起きると言われいます。

 

 

子どもの発達障害ADHDについて

 

自治体や学校によっても違いがあるかもしれませんが、子供の通っていた小学校・中学校にはスクールカウンセラーが学校に月2回来られていました。

 

「ADHD」の子だけでなく、不登校や悩みのある親や子のカウンセリングを行い、相談やアドバイスにのってくれます。

 

スクールカウンセリングで、テストを行い子供の特性を知ることができ、そのテストをきっかけに「ADHD」と判明することもあります。

 

子どもが直面する問題や困っている事も相談やアドバイスを頂け、担任の先生の方にも状況を説明してくれたりするので学校生活がスムーズになりました。

 

子どもの事で悩みがあるときは1人で抱えず、学校や担任の先生を通して申し込みが出来ますのでスクールカウンセリングを利用するのもおすすめです。

 

 

高校や大学での支援

 

発達障害だけでなく様々な障害を持つ子に対して、高校受験や大学入試センターで配慮してくれます。

 

高校によってもスクールカウンセラーが月に何回か来られている学校も増えているようです。

 

大学も発達障害の生徒に対して配慮してくれる学校も増え、学校によっても違うと思いますが、診断書を提出することで配慮学生として登録してくれ、何を配慮したらよいかをスクールカウンセラーに伝え登録すると、受ける授業の教授に伝えてくれます。

 

具体的には、授業開始前や終わった際にカードを通すことで出席になりますが、カード通し忘れ・90分の授業に集中が出来ないという事で、携帯で写真を撮るやボーイスレコーダーへの録音の許可・レポート提出日の声掛けなど、人によって配慮の内容も変わります。

 

 

ADHDの才能とは?

不注意は、気が散りやすい・興味が次々と移り変わる→「色んな事に興味を持ちチャレンジできる」「他の人より発見が多い」「新しい魅力的なものを探し求める新奇追求性」など

 

多動は、落ち着きがない→「失敗を恐れない行動力」「どんな相手にも積極的に話しかけれる」など

 

衝動は、後先考えない行動→「圧倒的なエネルギーと行動力」「頭の回転が速い」など

 

過集中は、好きなことへの集中力は凄まじくすごいので、「膨大なエネルギーを使うことができる・集中すればするほど次々にひらめく才能」「アイデア豊かな創造性」「独創的な連想能力」など

 

調べてみると上記のような才能が挙げられており、ADHDが天才肌と言われるのはこの様な理由からのようです。

 

 

ADHDを公表した有名人

多くの芸能人や有名人などが自身が「ADHD」であることを公表しています。

 

大人になってから自身が「ADHD」だと診断された方も多く、診断された時やそこから自分が苦手なことに対してどう向き合ってきたかのエピソードをご紹介します。

 

真鍋かをりさん

本名:吉井かをり(よしい かをり)

生年月日:1980年5月31日 年齢38歳(2018年1月時点)

出身地:愛媛県

血液型:A型

身長:165cm

所属事務所:ノースプロダクション

 

真鍋かをりさんは、1児のママとしてタレント・女優として活動されています。

 

クイズ番組やニュースバラエティ番組に多く出演しているので、知的イメージを持つ方が多いと思います。

 

真鍋かをりの「ADHD」症状は、多動性・衝動性が高い子供だったそうです。

 

忘れ物や不注意が多く落ち着きがないと先生や友達に指摘をされていました。

 

仕事を始めた時に、仕事中に集中出来なかったりウロウロ動き回る、忘れ物が多いなど責任ある行動を求められる中での適応が難しかったそうです。

 

「ADHD」と診断されたのは、23歳の時にたまたま本屋で手にとった「ADHD」に関する本がきっかけだったそうです。

 

自分と同じと感じそのまま病院で診察してもらったそうです。

 

現在では、困ったことはほとんどないそうです。

 

真鍋かをりさんについてはこちら↴

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眞鍋かをりの現在 公表したADHD (発達障害)とは?

 

 

栗原類さん

本名:Louis Kurihara(ルイス クリハラ)

生年月日:1994年12月6日 年齢24歳(2019年1月時点)

出身地:東京

血液型:O型

身長:181cm

所属事務所:エヴァーグリーン・エンタテイメント

 

栗原類さんは、モデル・俳優として活動されネガティブすぎるイケメンモデルとして注目されました。

 

「ADHD」は、8歳の頃アメリカに住んでいた時に診断されたそうです。

 

栗原類さんの症状は、コミュニケーションや記憶の障害に悩まされたそうです。

 

具体的には、簡単な頼みごとをされ返事はしたものの忘れてしまい、頼まれたことがそのままになっていても違和感を感じなかったそうです。

 

その他には、音に関する感覚が敏感・変化が苦手・集中力が低い・注意力散漫の症状があります。

 

 

小学校低学年の時点で問題点を分析してもらえたので、何かを忘れたり、できないことがあっても、覚える訓練を始めることができました。
しかし、訓練をしたからといってすぐにできるようになるとは限りません。実際、今でも克服できていないものがたくさんあります。
8歳から発達障害と向き合ってきていますが、14年頑張ってもできないことはいまだに多いです。
物事に長期的に集中することは簡単にはできないですし、同じミスを何度も繰り返します。
だけど14年前、5年前、2年前、それぞれを振り返ってみると、その当時できなかったことで、今できていることはたくさんありますし、この先もきっと少しずつ変わっていくだろうと思うのです。

 

栗原類さんの場合は、母親の理解・主治医との出会い・アメリカの「ADHD」に対する大らかな環境で育った事が良い方向へと導いてくれたそうです。

 

主治医からの「立ち止まって考える」というアドバイスで、テストの結果もよくなり人と話せるようになりました。

 

栗原類さんの「ADHD」に関する書籍↴

発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由

ブレない子育て 発達障害の子、「栗原類」を伸ばした母の手記

 

 

SEKAI NO OWARI ボーカルFukaseさん

別名義:深瀬彗(ふかせ さとし)*別名義で彗と使用していますが、名前の漢字は本名と違うと本人がTwitterで発言しています。

生年月日:1985年10月13日 年齢33歳(2019年1時点)

出身地:東京都

血液型:B型

身長:168cm

事務所:Tokyo FANTASY

 

 

Fukaseさんは、Nakajinさん・Saoriさん・DJ LOVEさんの4人組人気バンド「SEKAI NO OWARI」のボーカルとして活動されています。

 

メンバーのSAoriさんとは幼稚園の頃から、Nakajinさんとは小学校からの幼馴染です。

 

Nakajinさんと高校の同級生だったDJ LOVEさんによると、ケンカっ早くケンカが多かったそうです。

 

Fukaseさんは高校を1年で中退後、アメリカンスクールに入学してすぐに環境の変化に適応できずパニック障害になり帰国後閉鎖病棟に入院をしました。

 

この入院がきっかけで、ADHDであったことも分かったそうです。

 

Fukaseさんは、TV番組「Asudio」にメンバーと出演した時に自身の病院に通院や入院、学校について語っていました。

 

学校の成績がオール1で勉強が続かないの原因が発達障害だったと分かったそうです。

 

 

Fukaseさんは、を飲まなくても強い吐き気やめまいに襲われ副作用にも悩まされたそうです。

 

入院した時から医者になりたくて3年間ほど勉強していたそうですが、ある日自分のノートを見たら自分の字とは思えなくなり、全て忘れてしまい挫折をあじわったそうです。

 

 

グループ名は、Fukaseが「いろいろうまくいかなくて、自分にとって世界が終わったような生活をしていた頃に残されていたのが音楽と今の仲間だったので、終わりから始めてみようという思いを込めて」の命名だという。

 

挫折をした時に「ここまで落ちたら何でもできるだろう..世界が終ったと思った瞬間から何かを始めてみようと思って組んだのがバンドだった。」と話していました。

 

すっと自信がなくて、こんなに何もできないなら何かは出来るだろうと想って自分が出来ることを一生懸命探したそうです。

 

Fukaseさんの場合は、理解し支えてくれるメンバーや周りの人達の出会いも大きかったようです。

 

パニック障害・精神病棟での入院・薬の副作用など、想像を絶する経験をされ、今でも「365日中360日体調が悪く」薬を服用しています。

 

ご存じのとおり、Fukaseさんは、素敵で心に響いてくる歌詞を書かれています!

 

新曲「蜜の月 –for the film-」/映画『君は月夜に光り輝く』の主題歌↴

 

 

ハリウッドスター トム・クルーズさん

本名:トム・クルーズ

生年月日:1962年7月3日 年齢56歳(2019年1月時点)

出身地:アメリカ合衆国

血液型:A型

身長:170cm

 

トム・クルーズさんは親日家で知られ日本でも大人気ハリウッドスターです。

ラスト サムライ [DVD]

映画「トップガン」「ラストサムライ」「宇宙戦争」「ミッション:インポッシブル」シリーズなど、数多くの大ヒットに出演しています。

 

自身が、「ADHD」学習障害であることを公言しています。

 

症状は、字が読めない「失読症」・また読みにくい「難読症」であることを告白しています。

 

これは、脳から入った文字情報を正確に処理出来ないことからこの症状がおきます。

 

その為、子供の頃は勉強が出来ず何度も転向するなど苦労したそうです。

 

俳優としてデビュー後は、台本のセリフをカセットテープに録音して覚えたそうです。

 

しかし、学習障害克服プログラムを実践するなど努力を重ねて「失読症」を克服しています!

デイズ・オブ・サンダー(字幕版 [VHS]

自身の経験から、学習障害を理解を推奨するための映画「デイズ・オブ・サンダー」の製作主演を務めてています。

 

日本では、1990年に公開されています。その他にも、学習障害児への支援活動にも積極的に取り組んでいます。

 

 

ハリウッドスター ウィル・スミスさん

本名:ウィランド・キャロル・スミス・ジュニア

生年月日:1968年9月25日 年齢50歳(2019年1月時点)

出身地:アメリカ合衆国

血液型:不明(A型やB型といわれています。)

身長:188cm

 

ウィル・スミスさんも親日家で知られ、来日すると日本のバラエティ番組に出演しユーモアで親しみやすいハリウッドスターとして大人気です!

幸せのちから (字幕版)

これまで出演した作品はどれもヒットし、ドル箱スターと呼ばれ「バッドボーイズ」「インデペンデンス・デイ」「エネミー・オブ・アメリカ」「メン・イン・ブラック」シリーズ、息子と共演し話題となった「幸せの力」「アフター・アース」など多くの作品に出演しています。

 

ウィル・スミスさんは、大人になるまで自分がADHDであることに気付かなかったそうです。

 

その為、子供の頃は授業に集中出来ずにクラスで「問題児」として扱われてしまうなど苦労したそうです。

 

ウィル・スミスさんは、頭がよく「マサチューセッツ大学」から入学を認められたり、音楽の才能があり元々はラッパーとしてデビューしています。

ROCK THE HOUSE

ジャジー・ジェフさんとDJジャジー・ジェフ&フレッシュ・プリンスとして数多くの作品を発売しどの曲もヒットし、「Rock The House」でグラミー賞を受賞しています。

 

2018年には、13年ぶりに音楽制作に復帰しています。

 

俳優として仕事をする中で、台本を覚えらるのが大変だったそうです。

 

日本でも大人気のディズニー映画「アラジン」の実写版(日本での公開日は2019年6月7日公開)に、ジニー役でウィル・スミスさんが出演されます!

 

 

その他公表した有名人:黒柳徹子さん/勝間和代さん/ミッツ・マングローブ/さかなクン/スティーブ・ジョブズさん/ビル・ゲイツさん/スティーブン・スピルバークさん/オーランド・ブルームさん/パリス・ヒルトンさんなど

 

ADHDと言われている有名な人


本名:長嶋茂雄(ながしま しげお)

生年月日:1936年2月20日 年齢82歳(2019年1月時点)

出身地:千葉県

血液型:B型

身長:178cm

 

長嶋茂雄さんは才能の人と言われ、プロ野球チーム「読売ジャイアンツ」の4番打者16年間活躍し、通算2471安打・通算打率3割5厘・444ホームランなど数々の記録を出し多くのファンを魅了し愛されていました。

 

プロ野球引退後は、監督を務め現在は株式会社読売巨人軍「専務取締役 巨人終身名誉監督」「日本プロ野球名球会顧問」を務めています。

 

長嶋茂雄さんは、「ADHD」であることを公言していませんが、注意欠陥障害・と言われています。

 

何故かというと、ホームランを打ち1塁ベースを踏み忘れてアウトになった・後続の選手がヒットを打った際に無我夢中で走り思わず前にいた選手を追い抜きアウトになった・息子の一茂さんを考え事をしていて球場に忘れて帰ったなど、他にも沢山のエピソードがあります。

 

よく天然やうっかりミスとも言われていますが、子供を球場に忘れてしまうなどから注意欠陥障害・ADHDと言われています。

 

長嶋茂雄さんの親しみやすくこのようなエピソードで、多くの人に愛されています。

 

その他のADHDと言われている有名人:イチロー選手/島崎遥さん/ジミー大西さんなど

 

 

「ADHD」と言われている歴史上の人物

 

幕末の英雄坂本竜馬

坂本龍馬 高知県立坂本龍馬記念館 オフィシャルDVD

本名:坂本龍馬(さかもと りょうま)

生年月日:1936年1月3日     31歳没

出身地:高知県

 

坂本龍馬さんは、学校の授業でも「薩長同盟」や「大政奉還」などで勉強し有名な歴史上の人物ですよね!

 

江戸時代に、勝海舟に刺激を受け弟子になり活躍して、優れた剣術家で幕末の英雄と呼ばれていました。

 

坂本竜馬さんは、福山雅治さん「龍馬伝」や内田聖陽「仁」など、多くドラマ化されています。

 

坂本龍馬さんにADHD説がある理由は、集中出来ず大事な場面でよく居眠りをし、感情のコントロールが効かない組織の秩序を守れないなどの反面、想像性や行動力、剣の腕前はズバ抜けるなど、残した逸話を元に照らし合わせADHDと言われています。

 

 

 

 

発明家 トーマス・エジソン

品質デジタル印刷のヴィンテージの写真 – Thomas Edison Poses with hisライト電球。 M 8096LUSEM

 

本名:トーマスエジソン

生年月日:1847年2月11日  年齢84歳没

出身地:アメリカ合衆国

 

トーマス・エジソンさんは、生涯で1300もの発明をした発明家・起業家で有名ですね。

 

何を発明したかというと、「蓄音機」「電話機」「映画の発明(現在でも使用されている35mmフィルムのスプロケットの規格化)」「トースターやアイロンなどの電気製品を発明」した。

 

エジソンさんが「ADHD」説がある理由は、子供の頃授業中に分からないことがあると教師に質問攻めにし、授業が中断してしまうといった事から「空気が読めない」という点や、物が燃えることに興味を持ち藁を燃やしていたら自宅の納屋を全焼させてしまった逸話を元に、「ADHD」や学習障害を持っていたと言われています。

 

学校から見放され退学を余儀なくされたエジソンさんンは、元教師であった母から勉強を学び本人が求める探究心や想像力を伸ばしていったそうです。

 

周りが見放しても母親は1番の理解者であり、エジソンさんの長所を伸ばしたことが、発明家として成功したといわれています。

 

その他の偉人や歴史上の人物:アルベルト・アインシュタイン/織田信長/モーツァルトなど

 

 

 

ここまでお付き合い頂きありがとうございます。

 

 

「ADHD」は、最近TVやメディアで取り上げられたことで多くの人が知ることが出来ました。

 

本人はもちろん親や周囲の方の理解やサポートが重要になり、ADHDをサポートする側の家族のサポートも大切です。

 

ADHDは、変り者や落ち着きがない人と思われることも多いと言われていますが、個性の1つです。

 

 

 

「ADHD」を公表しているFukaseさんや栗原類さん、多くの有名な方達のエピソードをみると、挫折や苦労の中でもどうにか前に進もうとされています。

 

今回ご紹介した中で特に印象的だった「こんなに何もできないなら何かは出来るだろうと想って自分が出来ることを一生懸命探した」というFukaseさんの言葉です。

 

「ADHD」は、親の子育てによるものでは決してなく脳の伝達によるもので、集中できない・忘れ物が多い・不注意などがありますが、ADHDに関わらず誰でもできない事や苦手なこともあり、挫折や苦労を経験します。

 

その中で、今回ご紹介したエピソードが何かのヒントやきっかけになると思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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