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プロフィール

奈良美智(なら よしとも)
現代美術家である(画家・彫刻家)。
1959年12月生まれの59歳。
青森県弘前市出身で、高校まで弘前で過ごす。
大学では武蔵野美術大学に進学したが、1年で中退。
愛知県立芸術大学に入学、油画を専攻。大学院まで進み、修士課程を修了。
その後、1988年にドイツの芸術アカデミーに進学、1993年に卒業。
翌年から2000年までドイツ・ケルンのアトリエで制作の拠点を置いて活動。
帰国後、精力的に個展を開催。
2006年には、自身が中退した武蔵野美術大学の客員教授を務めた。

奈良さんの作品について

現在の画風に見られるような特徴(デフォルメ、簡略化された人物など)は、ドイツで学びはじめた80年代末あたりからのようです。

童話的であり、子供時代を想起させ、感傷的にもなる。

かわいらしいが、睨むような眼差しの子供の画は、奈良さんが好きなパンクロックが反映されているようですね。

無邪気だけど悪魔的、子供だけど大人・・・そんな描写に見える人もいるかもしれません。

Slash with a Knife

奈良さんの作品のなかには、即興的に描いていくドローイングもあります。

上記の絵画作品と同等の重要な作品群です。

文章や言葉を書き加えたドローイング作品は、マンガ的、イラスト的な手法を踏襲しており、いわゆるサブカルチャーとの親和性を高めた独特の表現だとの評価がされているようです。


引用元:奈良美智と村上隆がタッグ! Kaikai Kiki Gallery取り扱いで過去30年を振り返るドローイング個展を開催

また、80年代なかばから木彫も手がけており、94年からは、代表作の「あおもり犬」、子供など絵画世界の登場者といった、FRP(繊維強化プラスチック)を使った三次元作品も展開しています。

日本での評価が高まったきっかけは、95年に東京で開催した個展「深い深い水たまり」だったそうです。

そして、「新しい具象絵画の旗手」として国際的な注目も集めるようになりました。

2000年にドイツから帰国し、拠点を東京に移したわけですが、2001年には新作による個展「I DON’T MIND, IF YOU FORGET ME」を開催。

絵画、ドローイング、立体作品だけでなく、観客との交流や参加を不可欠な構成要素とする(インターネットで募った手製のぬいぐるみをインスタレーションに取り入れたもの)、オープンで意欲的な作品が展示されました。

奈良さんは、そのほかにも挿絵や、著作、CDジャケット制作なども手掛けています。

どんどん活動の幅が広がってきているんですね。

大阪を拠点に活動しているクリエイター集団「graf」と共同で創作活動を行った(台湾、韓国、横浜へと移動した展覧会の)様子を描いた、ドキュメンタリー映画「NARA:奈良美智との旅の記録」(2007年)も作られました。

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邦画映画チラシ[NARA: 奈良美智との旅の記録」#887:

 

作品が見られる美術館を紹介

青森県立美術館(青森市安田字近野185)

奈良さんのご出身県ということで、ほかでは見られない大作がここでは見られます。

まずは、「あおもり犬」(2006年)。

犬の胴体した半分が地面に埋まっている、不思議な状態の非常に大きなオブジェです。高いコンクリートの壁に囲まれた中に白い犬のオブジェ、これはとても印象に残りますね。

引用元:「いくつ行ったことがある?奈良美智の作品にいつでも会える国内の美術館をピックアップ」

無邪気に遊ぶ子供たちを慈悲深い目で見つめているように見えませんか?

余談ですが、偶然、2019年5月11日のテレビ東京「新美の巨人たち」で奈良さんが取り上げられており(ナビゲーターは田中麗奈さん)、初めてこの「あおもり犬」を見たのですが、観音像や大仏像に感じるような神秘さと穏やかさが感じられ、不思議な感覚に陥ったことを記憶してます。

ここではもうひとつ大作が見られます。

それが、「Miss Forest/森の子」です。

こちらの美術館の開館10周年を記念して制作された高さ6mを超える像です。先の「あおもり犬」と対峙するような形で展示されています。

引用元:「奈良美智の新作ブロンズ像『Miss Forest/森の子』が青森県立美術館に常設」

そのほかにも多くの作品を見ることができます。

十和田市現代美術館(十和田市西二番町10-9)

ここでは、「夜露死苦ガール2012」を見ることができます。建物の壁に描かれた高さ9mの少女の絵です。

引用元:「いくつ行ったことがある?奈良美智の作品にいつでも会える国内の美術館をピックアップ」

N’s YARD(栃木県那須塩原市青木28-3)

こちらは、森の中に位置しており、奈良さんのアトリエのような場所となっています。

ここでは、奈良さんの創作活動を支えたレコードジャケットやオブジェ、未発表作品のほか、先の青森県立美術館にも展示されている「Miss Forest/森の子」とほぼ同等のものを見ることができます。

原美術館(品川区北品川4-7-25)

こちらでは、奈良さんのアトリエをイメージした常設展示作品、インスタレーション「My Drawing Room」(2004年〜)が見られます。

引用元:「いくつ行ったことがある?奈良美智の作品にいつでも会える国内の美術館をピックアップ」

軽井沢現代美術館(北佐久郡軽井沢町大字長倉2052-2)

こちらでは、木彫の作品「デコデールちゃん」(1993年)が常設展示されています。

真っ赤なワンピースに緑色の帽子と、とてもポップな装いの少女で、美術館の人気者となっているようです。

引用元:「いくつ行ったことがある?奈良美智の作品にいつでも会える国内の美術館をピックアップ」

音楽との関わりについて

奈良さんは、音楽に非常に詳しく、作品を制作する際にも好きな音楽を聴きながら作業しているそうです。

自身で集めたレコードなども多く所有しており、先にも触れましたが、N’s YARDではそのコレクションを見ることができます。

2017年に豊田市美術館で開催された展示会でも、様々な作品とともに奈良さんのレコードコレクションが展示されていたようです。

また、今後も同じように奈良さんの音楽のルーツが垣間見える展示会が開催されるかもしれませんね!

引用元:奈良美智の“30年の歩みをたどる展覧会”に行ってみませんか?

奈良さんは、自身の作品に大好きな音楽を反映させています。特に国内外問わず、パンクロックが大好きと公言しています。

日本のパンクバンドに「bloodthirsty butchers」というバンドがいますが、奈良さんがアルバムジャケットを描くほど親交が深いそうです。

引用元:泥臭いパンクサウンドの中から生まれる奈良美智の作品達

メディア露出もいくつか見られ、2014年に2回に渡り放送されたNHKEテレ「ミュージック・ポートレイト」では、木村カエラさんと好きな音楽について対談しています。

引用元:木村カエラと奈良美智がNHKで音楽対談、人生に影響を与えた10曲を語り合う

奈良さんの作品の価値は?

最後に、奈良さんの作品の価値についてですが、注目を集め始めたのは2015年からのようで、このころからオークションの落札価格が100万円を上回りはじめ、2016年には120万円を超える価格がつけられたそうです。

そして、2018年にはなんと200万円を超える落札価格も記録!

これからも人気が高まり、買取価格も上昇していくことが予想されている、とのことです!

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