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プロフィール

樹林伸(きばやし しん)
1962年7月22日生まれ(現在56歳)、東京出身。
早稲田大学を卒業後、1987年に講談社に入社。
「週刊少年マガジン」の編集部で多くの漫画編集に従事。
1999年に講談社を退社、それ以降は漫画原作者として独立し、現在に至る。

樹林さんの基本情報

漫画原作者として、「樹林伸」単独での活動だけでなく、実の姉で作家でもある樹林ゆう子さんとの共同作業も行っています。

原作者としてのクレジット(ペンネーム)は複数あり、作品によって使い分けています。これは、読者に「あの作品の人」といった先入観を与えてしまうのを避けるため、だそうです。

漫画編集の仕事に従事するなかで、新人からベテランまで担当する編集者として、「作品ファースト」の想いが強かったから、と想像できますね。

メディアのインタビューなどを受ける際は、数あるペンネームの中で「亜樹直(あぎただし)」名義を使用しているようです。「亜樹直」は、ドラマ化されて大きな話題にもなった代表作「神の雫」のペンネームでもあります。

昨年6月に放送されたTBS「マツコの知らない世界」で、『ワインの世界』の紹介者として姉とともに出演した際は、やはりこのペンネームを使用していました。この番組で樹林さんの存在を知った方も多いのではないでしょうか。

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就職活動、そして講談社時代

樹林さんがのちに編集者としての道を進むきっかけとなったのは、就職留年したことだったそうです。大学4年時に就活が全滅、就職留年が確定したわけですが、単位は全部取ってあるし、どうしよう・・・と。その時に「小説を書こう」と思い、一心不乱にのめりこんだそうです。

ほどなくして、新聞社系の出版社の雑誌編集部でライターのアルバイトをすることになったそうです。ここで鍛えられ、また横のつながりもできたことで仕事も軌道に乗りました。さらに就活も並行して行い、無事講談社の内定をもらい、入社することになったそうです。

そして、講談社で漫画編集の仕事に携わるようになったわけですが、ここで樹林さんにとって「グッとくるポイント」があったようです。

それは、『編集者が企画の段階から漫画家と共に物語を作っていく』こと。

樹林さんは入社当初から、新人発掘や編集部に持ち込まれた作品の担当などを積極的に行っていたそうです。

代表作に「お天気お姉さん」がある安達哲さんのデビュー当時の編集担当が実は樹林さん。

お天気お姉さん(1) (ヤングマガジンコミックス)

マガジンの新人賞を取り、デビュー作で連載が開始。しかしふたを開けてみれば、読者アンケートでは散々な結果だったそう(打ち切り確定とされていた)ですが、試行錯誤を繰り返し、最終的に1位を取るまでになったんだそうです。

ここで再び「グッとくるポイント」が!

それは、『自分で物語を作って結果をだす』こと。

のちに漫画原作者として活躍するわけですが、その背景(原体験/原動力)には、ここでの「快感」が大きく影響しているのかもしれません。

講談社を退社、そして独立して漫画原作者に

講談社時代では、数多くの実績を出していたこともあり、好きな事をやらせてもらえていたため、かなり居心地は良かったようです。当初考えていたより長く講談社に居てしまったと、インタビューで回想しています。

結局12年間在籍し、ついに独立。そして独立したとたんに各方面から多くの依頼が舞い込んだそうです。すごいですね!

依頼の中には、ドラマの企画立案も。2001年に放送されたキムタク主演のフジテレビドラマ「HERO」です。この時代を代表するドラマですから、もうとんでもないことですよね!

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大ヒット漫画「神の雫」で仏から勲章授与!

2004年に雑誌「モーニング」で連載を開始したワインを主題にしたグルメ作品「神の雫」は、亜樹直名義で原作を担当した漫画です。2009年には亀梨和也さん主演でドラマ化もされたため、御存知の方も多いのではないでしょうか。

神の雫(1) (モーニングコミックス)

日本でもワインブームを引き起こしましたが、ワインの本場フランスでの評価がすごいんです。フランスのワイン専門誌で最高賞に選出(2010年)されただけでなく、フランス芸術文化勲章の農事厚労章が贈られる(2011年)など、ものすごい功績を残すことになったんですね。

 

引用元:早稲田ウィークリー「才能ってなんだ? 1億部超の漫画原作者・樹林伸になる方法」

 

もともと「神の雫」は、樹林さんがワインが好きで、お姉さんとワインをいろいろな例えで表現したりしていたそうで、これがきっかけとなり「漫画にできるんじゃ・・・」と思い、作品を書き始めたそうです。ということで、この作品は姉と「共同原作」したものになるようです。

 

 

引用元:私の哲学「第43回 樹林 ゆう子 氏、樹林 伸 氏」

 

また、今年の秋公開予定に映画「東京ワイン会ピープル」が公開されます。これは、亜樹直名義で原作を担当した「神の雫」では描けなかった『もう一つの「神の雫」』、として樹林さんが書き下ろした小説の映画化となります。
ちなみにサイバーエージェントの藤田晋さんがこの原作小説の帯に推薦文を書いているようですよ。

ペンネームごとの主な作品

・樹林伸:「金田一少年の事件簿」(漫画・さとうふみや)

・亜樹直(あぎ ただし):「神の雫」(漫画・オキモトシュウ)

・安童夕馬(あんどう ゆうま):「サイコメトラーEIJI」(漫画・朝基まさし)

・青樹佑夜(あおき ゆうや):「GetBackers-奪還屋-」(漫画・綾峰欄人)

・天樹征丸(あまぎ せいまる):「探偵学園Q」(漫画・さとうふみや)

・有森丈時(ありもり じょうじ):「アソボット戦記五九」(漫画・葵ろむ)

・伊賀大晃(いがの ひろあき):「エリアの騎士」(漫画・月山可也)

・龍門諒(りゅうもん りょう):「BLOODY MONDAY」(漫画・恵広史)

まとめ

好きなことをやっていたら仕事になっていた」、仕事に対するスタンスをそう語っている樹林さん。

でも、それで仕事が出来ている人は多くはないですよね。

努力もさることながら、やはりこれは才能というほかありません!
「令和」でも樹林さんの名作が生まれることを期待、ですね!

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