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好きなパンダに関わる仕事に就きたい!と子供の時に思った夢を実現し、上野動物園のパンダ飼育になった阿部展子さん。
日本でも上野動物園のシャンシャンの誕生で、大ニュースとなりその可愛さに大人気のパンダ!
阿部展子さんは、シャンシャンの親であるメスのシンシンとオスのリーリーの来園当時から6年間飼育に関わりました。
現在は世界最先端のパンダの研究施設、中国成都パンダ繁殖研究基地で働く阿部展子さんについてご紹介します!
阿部展子さんのプロフィール
「情熱大陸」
阿部展子[ パンダ飼育員 ] 世界最先端のパンダ研究基地で働く唯一の日本人女性。赤ちゃんパンダ7頭と暮らす激しくも可愛すぎる日々に密着!https://t.co/GVROC8dvoC— バラ色中国 (@fujii_cn) December 23, 2019
本名:阿部展子(あべ のぶこ)
生年月日:1984年 年齢34歳(2018年時点)
出身地:新潟県
学歴:十日町高校 → 杏林大学(外国語学部)→ 四川農業大学(野生動物と自然保護区管理学科)
パンダを好きになったきっかけ
上野動物園ではパンダの日(10/28)を記念して、11月5日(月)まで、「パンダアクション」を大募集!パンダたちを守るために自分たちができることを、TwitterもしくはInstagramから #うえのパンダアクション2018 をつけて投稿してね!
参加方法はこちら→https://t.co/yr6uWNaqqA pic.twitter.com/VcOwn9ndZk— 上野動物園[公式] (@UenoZooGardens) 2018年10月30日
3歳の頃の祖母にパンダのぬいぐるみをプレゼントされた事が、パンダを好きになったきっかけでした。
あまりの可愛さに、肌身離さず持ち歩いていたそうで、いつか本物のパンダに会いたい!と思ったそうです。
本物の大好きなパンダに会えたのは、小学校の修学旅行で訪れた上野動物園でした。
寝てばかりでお尻しか見えないパンダでしたが、お尻が茶色い本物のパンダに感動したそうです。
高校3年生の時にドキュメンタリー番組で、中国で四川省・臥龍パンダ保護センターで働く女性飼育員を見て、絶滅の危機にある可愛らしいパンダを未来へと繋げていきたいと思ったそうです。
その時に、パンダを身近に感じられる仕事がしたい!とパンダの仕事に就く事を決意したそうです。
夢を実現させるために進んだ進路は?
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パンダに携わる仕事をする為には中国に行かなければと思い、高校卒業後に進んだ進路は中国語を学ぶ為に杏林大学外国語学部に入学しました。
大学での中国語講師による授業がとても厳しくそのことで中国語を頑張ろうと思ったそうです。
在学中の大学3年生から4年生にかけての11カ月間、中国にある河北大学に1年間留学します。
留学してみると、中国では日本の様にパンダへの興味が薄く驚いたそうです。
中国の大学へ進学
2006年から中国四川省にある四川農業大学 野生動物と自然保護区管理学科、パンダの飼育や繁殖についての動物学を学びました。
周りには中国人ばかりで、パンダを学びに日本から中国まで学びに来たことに驚かれたそうです。
大学4年生の時に、世界最先端のパンダの研究をしている憧れの成都パンダ基地で卒業実習で学ぶ事になります。
成都パンダ基地は、その他にも役200頭のパンダを所有し世界6カ国にパンダの貸し出しをしています。
1年半の実習で、60頭ちかくのパンダの面倒やパンダのノウハウを学ぶ修行をして、大学に籍を置いたまま正式にパンダ飼育員に採用されました。
パンダ飼育員の夢を現実にした時・上野動物園
— 上野動物園[公式] (@UenoZooGardens) 2018年3月23日
四川農業大学を卒業する年に、中国四川省から上野動物園にオスの「リーリー」メスの「シンシン」の貸出しが2010年6月に決定します。
阿部展子さんはその事を知り、直接上野動物園の園長宛に手紙を書き採用が決定されました。
中国と同じ環境でパンダに過ごしてもらいたいと9月に中国から帰国し、ベッド作りや大好きな水遊びができるプール作りをして、2011年2月に来園するリーリーとシンシンを迎える準備をしたそうです。
中国で60頭以上のパンダを飼育した経験が大きく役に立ち、足腰を鍛えるための筋トレも飼育環境を野生に近づけるように工夫したりをしたそうです。
パンダの繁殖は難しいと言われていますが、シンシンが妊娠し2012年に出産しますが赤ちゃんパンダは6日目に亡くなってしまします。
落ち込み泣く阿部展子さんを励ましてくれたのは中国から来ていた飼育員の方だったそうです。
2011年からの6年間、リーリーとシンシンの2頭の飼育を担当しました。
野生復帰プロジェクトに参加するために再び中国へ
2017年5月に野生復帰プロジェクトに参加するために中国に戻り、成都パンダ繁殖研究基地に勤務しています。
このプロジェクトは、パンダの絶滅を防止、人の手で育て野生に返す取り組みをしています。
阿部展子さんは、このプロジェクトに参加するために、日本唯一の飼育員として生後6ヶ月のパンダと母親の面倒をみながら、200頭ちかくいるパンダの生態や繁殖を研究をしています。
阿部展子さんの書籍
幼いころからパンダ一筋だった少女が、夢を追って中国成都のパンダ繁殖研究所へ。修行を積み、現在上野動物園でパンダ飼育係として奮闘中。リーリー&シンシンや四川の子パンダ達の写真も満載の青春お仕事エッセイ!
引用元: パンダ飼育係
阿部展子さんは、日本と中国の両国でパンダの飼育に関わった人は少ない、「日本と中国の架け橋となり、中国とパンダに恩返しをしたい!」と言い、「動物園からパンダがいなくなること」が理想と語っています。
その為にはパンダの生息中国の環境を守ることが1番大切で、パンダを野生に返して人の手を借りず野生で生き抜く力を身に着けさせたいそうです。
パンダのひとり立ちに向けた行動変化についてはこちらをご覧ください。→https://t.co/ExTUlhscOG pic.twitter.com/XMc26Umep3
— 上野動物園[公式] (@UenoZooGardens) 2018年12月1日
阿部展子さんは、3歳の時に祖母にプレゼントされたパンダのぬいぐるみをきっかけに、パンダの可愛さに魅了され夢を実現してからもずっとパンダの幸せを考えています。
住み慣れた日本を離れ、言葉も環境も違う中国での生活やそれまでの努力も大変なものだと思います。
それでも夢をもって生きていく事の素晴らしさを、大人だけでなく多くの子供達にも知ってもらいたいですね!
そんな阿部展子さんが「情熱大陸」に出演されるので、是非チェックしてみてください!
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